２０２２年となりました。今年もよろしくお願いいたします。
前回のブログにて、オフショアの保険の加入の流れを確認しました。
大きな流れとして、下記のようになります。
STEP1…事前申込書の作成、送付
STEP2…本申込書へのサイン
STEP3…本申込書を送付
STEP4…費用支払い
今回、オフショア保険（FTライフのリージェントプライム）の契約にて、 参考となる情報や注意点をあげます。
もくじ
■どこで契約するのか？
オフショアの保険に加入したいなと思っても、その保険会社には、直接加入ができないです。 「香港のIFA」を通じて、加入することになります。
IFAとは、保険の窓口としての役割となります。
さらに、「香港のIFA」が直接、日本人の契約者とやり取りしていないことが多いですので、 「仲介業者」を通じて、やり取りすることになります。
すなわち、以下の流れとなります。
契約者→仲介業者→香港のIFA→保険会社
仲介業者は、大きな組織で対応していたり、個人でやっているなど、様々です。
特にトラブルとして多いのが、仲介業者への事務手続き費用や、契約後に連絡が取れないと聞きます。
契約時の報奨金は、保険会社から香港のIFAに支払われて、そこから仲介業者にも支払っているはずです。
よって、契約者から事務手続き費用を請求することはないですので、ご注意ください。
■オフショア保険のリスク
日本の保険と違って、オフショアの保険は利回りがよいですが、下記のリスクがあります。
①為替の変動リスク
→基本は、米ドル（香港ドル支払い）で運用しますので、為替の変動リスクがあります。
②流動性リスク
→資金が必要になっても、手続きに約１か月かかることや、１０年以内の解約の場合、元本割れします。
③保険会社の倒産リスク
→日本の保険会社が倒産した場合は、「生命保険契約者保護機構」にて、ある程度保障されています。オフショアの保険会社には、そのような保障がないですので、財務健全性（ソルベンシーマージン比率）を 見ておきましょう。ただ、今までに保険会社に倒産がなく、買収により保険を継続しています。
④仲介業者に連絡がつかないリスク
→契約後に、仲介業者に連絡が取れなくなり、連絡ができなくなる恐れがあります。連絡先を複数確認しておくことや、「香港のIFA」の連絡先も聞いておきましょう。
■支払いについて
支払いは、直接、保険会社に支払います。仲介業者や香港のIFAに振り込みすることはないですので、ご注意ください。
また、事前申込書の作成、送付にて、支払い方法や、個人情報を記載します。
クレジットカードの情報を記載する欄がありますが、保険によっては、クレジットカードのコピーを別途送付したり、 保険会社のサイトから自己決済のこともありますので、クレジットカードの情報を記載が必要か ご確認ください。
■個人情報について
契約には、パスポートの番号やマイナンバーカードの番号を記載します。 また、パスポートや免許証のコピーも必要であり、かなりディープな情報を渡すことになります。 仲介業者が誠意あることや、きっちり手続きしてくれるかどうかを、見極めましょう。
■契約後の変更手続きや、解約手続き
契約は単なる事務手続きで完了しますが、重要なのは、契約後です。 契約後に、被保険者を変更したり、一部解約や、解約手続きの場合、 「仲介業者」や「香港のIFA」を経由して、保険会社に連絡し、手続きすることになります。通常は無料ですが、仲介業者に変更手続きの手数料を請求されることがあります。 契約時点に、そのような費用がかかるかどうかを事前に確認しておきましょう。 ご家族の人が保険解約の連絡を取れるように情報を残しておきましょう。
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