もくじ
将来の準備にオフショア投資も活用する
ブログをお読みいただいた方からこのような質問を時々いただきます。

このご質問をいただいた方は社会人7年目の女性の方ですが、実家暮らしで今の所 自分もご両親もご健康で、ご自身の一人暮らしやご結婚などの予定もないとのこと。
また、銀行には何も予定のない定期が500万ほどあるとのこと。
あくまで「私見である」ことを前提に、わたしの考え方をお伝えさせていただきました。
緊急時の流動性を確保した上で投資に回す
今はご本人、ご両親ともご健康で、また会社も比較的安定していて今の所、リストラや倒産の危険も感じないとのことです。
毎月7〜8万円投資に回せるとのことですが、株やFXは知識がないのでちょっと怖いイメージがあるとのことでしたので、基本「ほったらかし」にできるように、
- つみたてNISAに毎月33,000円
- iDeCoに毎月20,000円
- 残りの2〜3万円程度を銀行に積み立てていく
その上で、銀行に眠っている500万円のうち200〜300万円を原資にして、オフショア保険を選択してみては・・・? とお話させていただきました。
長期投資でベースを作る
つみたてNISAは、年間40万円(月々にすると約3.3万円)までの投資に対する利益が非課税になります。
2037年まで使える制度なので、目一杯活用できればいいなと思いました。
また、iDeCoもされていないとのことでした。
投資額が控除され節税に繋がるので、将来の年金を補完する上で有効と考えられるのでご提案しました。
ただ、お勤め先に書類を提出したり・・・ というのが面倒だということでしたので、それであれば毎月銀行に積み立てる金額を5万円にし、次の投資をするための原資作りにとりあえず貯めていくことをおすすめしました。
そして、眠っていた500万のうちの300万で、将来を見据えたオフショア保険を具体的に検討してみることにされました。
基本的なスタンスとして、まずは「ほったらかし」の長期投資で資産のベースを作ること。
その上で、実際に投資を実践した経験からの学びも含め、次のお金の使い道を考えていくことが大切と思っています。
長期投資を活用して将来安心のベースを作る
つみたてNISAを始めるに当たって、まずは証券会社の口座開設が必要です。
楽天で買い物をすることがあるとのことでしたので、楽天証券をおすすめしました。
口座開設し、つみたてNISAを始める環境が整ったらまたあらてめて銘柄を一緒に考えていくことにしています。
また、オフショア保険ですがお話を伺うと、
- 今の所、死亡保障は必要性を感じない(独身ですし・・・)
- 投資・運用目的としては老後の安心のため
- 元本割れは避けたい
- 万が一結婚して子供ができたら、継承できたらいいなと思う
といったお気持ちがあることがわかりましたので、このことからわたしも契約しているFTライフ リージェントプレミア2と、将来の確定した分配金が魅力のサンライフ ビジョン を検討されることになりました。
さっそくイラストレーション(設計書)を取り寄せ、検討されています。
長期投資のリスク
投資には常にリスクが付きまといます。
それは単に元本割れするかも・・・ ということだけではありません。
そもそもリスクとは「振れ幅」のこと。
時には世界の経済状況で大きく利回りが下がってしまうことも考えられます。
また、自分を取り巻く環境が変わって、急に資金が必要になるかも知れません。
この方は現在独身ですが、30歳前後の女性って「結婚の予定はない」といいつつ、いきなり素敵な人と巡り合って結婚へ・・・ というパターンを何度もみています。

変えられないのがリスクの一つ
急にいい人と出会って結婚へ・・・
いい仕事と巡り会い、転職することに・・・
そんな時にも変わらないペースで運用を継続していく必要があります。
オフショアの保険の利回りがいいと言っても、短期の解約は、元本割れの可能性が非常に高いので注意が必要です。
また、特にオフショアは「換金の即時性」にちょっと難(なん)がありますので、それも合わせて注意しておきたいポイントです。
老後の安心作りのために
5月下旬に金融庁が発表した「年金不足、老後2000万円必要」については、感情的な部分をのぞいて考えてみれば、前々からわかっていたこと。
きっと誰もが、年金なんて当てにできないことは薄々感づいていたはず。
今回のケースではiDeCoは見送りましたが、
- つみたてNISA
- iDeCo
- オフショア保険
があれば、老後もある程度 安心が作れるのではないかと思います。
そのためにはゆっくりと自分で、または夫婦や家族や友人同士で話し合って考えることが大切です。
このブログを読んでいただくことで自分の思い、考えを整理したり参考にもっと思考の枠を広げたり・・・ 役立てていただけると幸いです。