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手数料最安? ドミニオン はRL360やインベスターズトラストのエボリューションよりも有利な投資か

2021年4月22日

日本から契約できる海外投資商品で、手数料が最安 と言われる ドミニオン(Dominion Capital Strategies)。

 

最近、時々お問い合わせをいただくようになりました。

 

ドミニオン 積み立て投資にかかる手数料

手数料が安いと言われるドミニオン キャピタルストラテジー で長期積み立て投資をした場合、実際はいかほどの手数料がかかるのか・・・

 

ということですが、

ドミニオンのメインである「My Saving Strategy」という積み立て商品にかかる手数料は

  1. Set Up fee (口座開設費用)
  2. Monthly Cost(月々の管理手数料)

の2種類です。

 

インベスターズトラストのエボリューションやRL360などほとんどの海外積み立て商品には、

  • プラン管理手数料
  • ファンド管理手数料
  • 口座管理手数料

の3種類の手数料がかかっていましたが、ドミニオンでは2種類。

 

1 のSet Up Fee は、25ドル。

投資を始める際の1回だけにかかるものなので、運用中にかかる手数料は1つだけです。(シンプルですね!)

 

手数料はどのくらいかかる?

手数料は1つだけでシンプル! と言ってもそれが高ければ、「3つを1つにまとめただけじゃん・・・!」となる可能性もありますよね。

 

ドミニオンのメインである「My Saving Strategy」という商品のマンスリーコストがどれくらいかかるのか・・・ ですが、

 

1〜5年目までは、積み立て元本の 2.65% (年率)

以下

6年目:2.15%

7年目:1.85%

8年目:1.65%

9年目:1.50%

10年目:1.35%

11年目:1.23%

12年目:1.17%

13年目:1.16%

14年目:1.16%

15~20年目:1.15%

 

となっています。

 

わかりにくいので

インベスターズトラストのエボリューションとRL360と比較してみると こうなります。

 

ドミニオン 
マイセービングストラテジー
インベスターズトラスト
エボリューション
RL360
口座管理手数料
(年率)
1〜5年目:2.65%
6年目:2.15%
7年目:1.85%
8年目:1.65%
9年目:1.50%
10年目:1.35%
11年目:1.23%
12年目:1.17%
13年目:1.16%
14年目:1.16%

15~20年目:1.15%

ドミニオンの口座管理手数が20年目までになっているのは、積み立て期間が最長20年だからです。

1〜10年目:1.9%
11〜25年目:0.35%
1〜2年目:6%
3〜25年目:1.5%
Set Up fee
(口座開設手数料)
25ドル なし なし
プラン管理手数料 なし 毎月7ドル
(年84ドル)
毎月7ドル
(年84ドル)
ファンド管理手数料 なし 毎月0.125%
(年1.5%)
3ヶ月ごとに0.25〜0.375%
(年1〜1.5%)

 

 

参考

海外投資のわかりにくい手数料体系をできるだけ簡単にお伝えしたい

投資を行うにあたって、わかりにくいと感じるのが手数料です。   どんなコスト(手数料)がかかって、拠出(投資)したお金にどんな手数料がかかってどれだけ運用に廻されているのか把握していないとい ...

続きを見る

 

 

ちなみに、ドミニオンには積み立てではなく一括投資の MY INVESTMENT STRATEGY という商品もあります。

 

こちらの手数料は、

ポイント

  • Set Up fee: 25ドル
  • 口座管理手数料:5年目までは拠出元本の1.6%、6年目以降は総資産額の1%

となっています。

 

 

エボリューションやRL360にあってドミニオンにないもの

エボリューションやRL360にあってドミニオンにないものとは、ボーナス死亡給付金保証 です。

 

ないもの  ① ボーナス

毎月滞りなく拠出する、一部解約などがない などの諸条件をクリアしていると、エボリューションやRL360 では 適宜 ボーナスがあります。

 

それがドミニオンにはありません。

 

 

というのも、

ボーナスとは手数料を補完するためのもの。

 

いわば、

高い手数料を払ってくれてるから、条件クリアしていたら少し返してあげる!

 

というもの。

 

ドミニオンがそのように言っているわけではありませんが、

うちは余分な手数料をもらっていないから、そもそも返せるような余剰はないんですよね〜

って感じかもしれません。

 

でも、高い手数料払ったとしてもボーナスがあるなら、実質どうなの・・・? と当然思いますよね。

 

条件がさまざまなので比較が難しいですが、拠出金から高い手数料を引かれる。

つまり、運用に回る割合が少なくなるというのは、パフォーマンスに影響します。

 

そして、ボーナスを換算したとしても、投資総額における手数料の割合は、ドミニオンが一番有利です。

 

(ただし、選択するファンドのパフォーマンスによってリターンに差が出ますので、必ずしもエボリューションやRL360よりドミニオンに投資した方がリターンが大きいかというと、それはまた別の問題です)

 

ないもの② 死亡保証給付金

エボリューションでは、契約者(被保険者)が亡くなったら、死亡保証給付金が上乗せされます。(と言っても、アカウント額の1%ほどですが)

 

ドミニオンは保険ではないので、それがありません。

 

まぁ、死亡保証を重視する方は別のものを契約しますよね。

 

 

ドミニオンの手数料は安いかについて まとめ

結論は、手数料は 今までの海外投資商品と比較して 安いしシンプル と言えそうです。

 

ただ、だからと言って必ずしも投資額(拠出額)に対するリターンがよいかということは、また別の話。

 

どっちにしても積み立て投資は、初めに設定した期間と金額をきっちり満了することが大事です。

 

 

ちなみに、

ドミニオンが拠点を置く イギリス領ガーンジー島はタックスヘイブンですが、だからと言って資産隠しや脱税行為は 必ずバレます。(と考えるべきです。)

 

 

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