前回のブログにて、公式ホームページからのオフショアの生命保険の実績確認方法を紹介しました。
今回は年1回送付される実績レポートから、貯蓄型のオフショア生命保険の実績を検証をします。
もくじ
契約時点の解約返戻金の見込み
契約時の標準の解約返戻金(Surrender Value)を表にまとめました。3年目、10年目、20年目、30年目を比較していきます!
年次の実績レポートを取得
まずは、実績レポートの取得方法です(わかりにくいので、備忘録もかねて方法を開示)
手順①プルデンシャル香港からログイン
手順②ログイン直後の画面です。
手順③「PAYMENT」メニューの「eStatement,eAdvice & Letter」をクリックする。
手順④「Anniversary Statement」に、年次レポートが表示されます。「Latest 3 years」を選ぶと3年分のレポートが見れる。
年次の実績レポートを分析
2018年に契約し、第1回目のレポートが18年度実績(2019年4月発行)です。解約返戻金(Surrender Value)は下記の資料となります。変動ボーナスが発生する3年目と、10年目、20年目、30年目を比較していきます! 表の見方はこちらを参照ください。
第2回目のレポート19年度実績(2020年4月発行)です。↓
第3回目のレポート 20年度実績(2021年4月発行)↓
となっており、21年4月のレポートで3年目が確定しました。結果は若干増えており、よかったです。ただし、10年後、20年後、30年後は下がっています。特に30年後は、20万ドル(約2000万円)と大きく下がっています。
実績を表で整理
表で整理します。まず契約時点の解約返戻金に対する推移(単位は米ドル)です。
次に、契約時を値をベースにした年毎の比率の数値です。
3年目は104%となり、見込み以上の実績結果となっています。ただし、今後の10年後、20年後、30年後は、見込みの約80%となっていることがわかりました。
まとめ
貯蓄型のオフショア生命保険の実績について、ポイントを整理します。
ポイント
①2018年契約時の見込みに対する、2021年実績(3年目)は、104%と良好であった。内訳として、変動ボーナスの途中解約は74%、満期時解約は200%であった。
②毎年の運用成績により20年後、30年度も都度、値が変わる。
③今年の結果がよかったからといって、20年後、30年後も比例し値があがるわけではない。
今回の事例でいうと、20年後、30年後は、見込みの約80%になっている。といっても、20年後は約2倍、30年後は約3倍となるので、そのくらいを想定しておくのがベター。
ちなみに、契約時点での30年後のリターンは、4.6倍(464%)、すなわち年利換算5.6%という強気な数字でしたので、あまり期待しないほうがよさそうです。もし仮に年利4%の場合、3.2倍ほどですので、やはりこれくらいが現実的かと思います。貯蓄型のオフショア生命保険は、債券の比重が高いため、景気の変動にも左右されます。あまり期待しすぎず、10年、20年単位でどっしり構えていきたいです。
次回は、他の貯蓄型のオフショア生命保険の実績の確認方法を見ていきます。
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