ドミニオン(DCS) ブログ

海外オフショア 手数料最安と言われる つみたて投資の基本的な情報や評判と商品内容を簡単に

2021年5月9日

利回りの高さや運用益に課税がない(もしくは極端に低い)こと、そのことによってより高い複利効果があることなどからメリットが大きいオフショアを活用したつみたて投資。

 

RL360やインベスターズトラスト(ITA)が知られていますが、最近 ドミニオン キャピタルストラテジー(DCS)という会社をよく聞くようになりました。

 

なんでも、先にあげた有名どころ(RL360やインベスターズトラスト)と比較して、手数料が安いとのこと。

 

長期にわたる積立ですから、そのコストは安い方が良いですね。

 

ドミニオン について少し調べたり情報をもらったりしたので、書ける範囲でご紹介させていただきます。

ご参考になればいいなと思います。

 

ドミニオン キャピタルストラテジー 概要

ドミニオン社のHPから一部抜粋すると、

ドミニオン・キャピタル・ストラテジーはドミニオンのファイナンシャルサービスのプラットフォームです。当社では、効率的で最新のクラウドベースのデジタルポータルを通じてクラス最高のクライアントソリューションを提供しています。当社の目的はすべて投資家がそのファイナンシャルゴールを達成するのをお手伝いすることです。

ファイナンシャルプランニングの必要性は日々高まっています。老後、子供の教育、医療費等への備えは貯蓄の重要性を示す、ほんの一例にすぎません。そのため、専門的かつ透明性のある資産管理と多様なポートフォリオによって包括的にファイナンシャルプランニングをすることが非常に重要です。当社では、これらのことを踏まえて、国際的な貯蓄と投資のソリューションをご用意いたしました。お客様はIFAを介して、個別のニーズに応じたソリューションを設計することが可能です。

当社のシニアマネジメントチームにはファイナンシャルサービスの業界での確かな実績があり、それぞれが国際的な大手金融機関で働いた経験を有しています。

当社の豊富な知識と経験を有するチームが、お客様のファイナンシャルゴールを達成できるよう包括的にサポートします。

ドミニオン社 会社概要より)

 

ということです。

 

ドミニオン社の沿革

最近よく聞くようになったドミニオン社ですが、その歴史は2004年にスタートしています。

 

2004年 英国王室属領のガーンジー島に
Dominion Group & Dominion Fund Management Limited
を設立
オペレーションはスイスで行う親会社は Pro trust Financial Services Groups AG
同社がDominion Investment Analyticsチームを編成
2007年 ガーンジー籍のファンド:DGT Luxury Fund  を開始
2010年 オペレーションをスイスからガーンジー島へ移動
ドミニオン ファンドマネジメント(DFML)設立
ガーンジー島金融サービス委員会(GFSC)の認可を取得
2012年 ドミニオン アセットマネジメント(DAML)設立
Dominion Investment AnalyticsチームがDAMLへ移籍英国金融行為監査機構(FCA)の認可を受ける
DGT Managed Fund(マルタ籍)開始
DGT Luxury Fund もマルタへ移籍※マルタはEUのためUCITS認可を受けることができる
2014年 DGT E-Commerce Fund開始(マルタ籍・UCITS)
2017年 ドミニオングループを親会社から買収(独立)
Dominion CS Group Limited ガーンジー島に設立
2018年 ドミニオン キャピタルストタテジー(DCS)と同社の商品がガーンジー金融サービス委員会の認可取得

南米マーケットへ展開開始

2020年 アジアマーケットへ展開開始

 

 

UCITS認可とは

上の沿革の中で、2012年にUCITS認可を受けるために ファンドをマルタに移していますが、UCITSとは Undertakings for Collective Investment in Transferable のこと。UCITS 指令と言われることもある。

UCITSは、EUが1985年に導入。

EU圏内のある国で認可・承認を受けた投資信託が、他の国で改めて認可・承認を受けなくても販売できるようにするための一連のルールのこと。

情報開示、規制、監督などの面で投資信託の統一市場を作るために制定された。

現在では、広範な投資家からの資産運用の透明性に対する要求に応えるため、EU圏外の南米、アジアで機関投資家や一般投資家に販売されているファンドの多くがUCITSの認可を受けている。

 

2020年からアジアへ展開し始めたので、ドミニオンの積立投資を最近ようやく聞くようになったのは当然のことですね。

 

歴史を遡れば2004年から、そして、当然それまでに他社で経験を積んだ人たちが歴史を紡いできていますので、最近ようやく聞くようになった会社だからといって心配だとか信用ならないとか、そういうことはなさそうです。

 

ガーンジー島はタックスヘイブン

海外投資でよく出てくる地域に、「英国王室属領」があります。

ドミニオン キャピタルストラテジー社が籍を置くガーンジー島も「英国王室属領」でタックスヘイブンです。

 

英国王室属領とは

イギリス王室が保有する、イギリス国外に持つ領地のこと。イギリス(UK)には含まれず、独自の政府や自治権を持ちイギリス政府の干渉は基本的に受けないが、外交と防衛に関してはイギリス(UK)が責任を持つ。

王室属領は基本的に法人税ゼロ、銀行業は10%の「ゼロテン」と呼ばれる税制が敷かれ、キャピタルゲイン税、相続税も0%となっていて、不動産賃貸や売買に関する税も極めて優遇されている。

また、これらの地域は政府から独立した立場にある金融部門の監督機関が設置されていて、厳格な行動規範の遵守を確保し、金融機関の業務を監視(マネーロンダリングの監視を含む)することによって、金融部門の国際的評価を維持することをその役割としている。

参考:王室属領の行財政制度と国際業務〜マン島とチャンネル諸島の仕組み〜(PDF)

 

ガーンジー島の概要

イギリスとフランスの間、イギリス海峡のチャンネル諸島を構成する島の一つ。

 

 

いわゆる「オフショア(タックスヘイブン)」で金融センターとして世界でも人気が高く、世界有数の銀行や資産運用会社の拠点がある。(参考:オフショアとは

 

ガーンジー金融サービス委員会(GFSC)によって金融会社の資産は必ず分別口座によって管理される法律があり、2016年にはCODEからマネーロンダリング防止政策を徹底準拠しているとして認定されています。(参考:ドミニオン キャピタルストラテジーの投資家の資産は、バンク オブ ニューヨーク・メロンにて管理されます。)

 

ガーンジー島は800年以上にわたってどの独立性を維持していて、安定した政治と治安(法規制)を持っていて、資産運用としてはもちろんですが旅行先としても人気です。

 

ドミニオン(DCS)の評判

すでに積立を始めている知り合いによると、

 

海外つみたて投資としてメジャーな RL360 を検討していたけど、ドミニオンを知ってその手数料コストの低さとオンラインで契約やファンドの選択ができる利便性が良いと思って契約した。

まだ始めてから半年ほどで初期口座形成中なので運用実績についてはなんとも言えないけど、ブルームバーグでファンドの動きも客観的に見られるので安心感がある。

とのこと。

(参考:ドミニオンのオリジナルファンド 「eCommerce Fund」の実績をブルームバーグで検索
ドミニオンでは、オリジナルファンド3種を含めて12種から選べます。

 

他のつみたて投資では200近いファンドから選べることを売りにしているものもありますが、実際 すべてを比較して最適なものを選ぶなんて無理。

また、相関性の高いファンドも多いので、無闇に多くから選べるというのはかえって非効率な気がしますので、わたしはそれでいいなと思います。

 

参考:選べるファンド

ドミニオンでは、世界株・債券・慎重型・バランス型・積極型・新興国・ニューテクノロジー・サスティナブル成長型・キャッシュファンド・Eコマース・ラグジュアリー・マネージド の中から選べます。

また、あらかじめセットされた「ドミニオンABCポートフォリオ」というものもありますので、お任せしたいというニーズにも対応できます。

 

 

また、

積立額が月額250ドルからできて、私にとっては最適でした。実績もオンラインで自分で確認できるので、ドルコスト平均法で外貨資産を作っていく感じで楽しみです。

という方もいます。

 

長期積み立て投資は何よりも決めた期間をしっかり満了することが重要。

初めに無理めな額を設定してしまうと後が続かなくなってしまうので、思っているよりもやや低めで積立額を設定する方がよいですから、250ドル(2万円〜3万円くらい)はちょうどいい額でしょう。

また、契約から実績確認、そして将来の解約はもちろん、ファンドの変更、住所の変更なども、完全に日本語に対応したオンラインでできるのも、評判が良いようですね!

 

手数料が安いのも評判の良さにつながっているようです。

例えば、こちらの記事を参考にしてみてください。

手数料最安? ドミニオン はRL360やインベスターズトラストのエボリューションよりも有利な投資か

日本から契約できる海外投資商品で、手数料が最安 と言われる ドミニオン(Dominion Capital Strategies)。   最近、時々お問い合わせをいただくようになりました。 & ...

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デメリット

デメリットや心配事としては、

  • 為替リスク
  • 選べるファンドが少ない
  • 会社として歴史が浅い

などがあります。

 

歴史が浅いのは仕方がないですが、為替にしても選べるファンドの数にしても、メリットにもなりえますね。

 

また、歴史が浅いことがファンドの運用成績に影響する(ファンドマネージャーの経験が浅い)という人もいますが、そんなことはないでしょう・・・

 

一般的な長期投資のデメリット

  • 資金の流動性が低い(すぐ換金できない)
  • 早期解約時に元本割れする

なども考慮する必要がありますが、ドミニオンがどうというより投資についての考え方や向き合い方、投資の目的や目標にもよると言えますね。

 

ドミニオン 商品概要

ドミニオンの商品は(今のところ)シンプルに2種類。

 

  1. 自分で決めた期間 一定額を積み立てていく積立型の「マイセービングストラテジー(MSS)」
  2. 一定額を一括で拠出する一括型の「マイインベストメントストラテジー(MIS)」

です。

 

マイセービングストラテジー(MSS)
  • 積み立て期間は5年〜20年
  • 最低拠出額は月250米ドル

 

マイインベストメントストラテジー(MIS)
  • 1万米ドル〜の一括拠出
  • 解約手数料は最初の5年だけ

他に、元本確保型のプランの準備が進められているという話も聞きますが、詳細がわかればまたお伝えしたいと思います。

 

 

これからの日本、貯金だけではなかなか厳しいことが明らかになっています。

それだけに投資に興味を持って取り組んでいる人も増えています。

 

国も つみたてNISAなどで貯蓄から投資への流れをサポートしていますね。

 

日本で外貨建ての商品や外国のファンドやETFを利用していくこともできますが、「真の分散投資」を考えたら、外貨建ての資産を外国で作っておくことの重要性を認識する人も増えています。

 

ドミニオンはそんな方にも向いていると言えそうで、検討に値すると思います。

 

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