ブログ 投資・運用

香港の保険は詐欺?正しく投資して自分年金を作るために知っておくべきこと

2019年6月21日

 

私自身は香港の保険や投資商品を購入し、素晴らしい商品だと思っているのですが、商品のことをよく知らない人やネット上では「詐欺だ」「違法だ」「損した」「騙された」などという意見や記事をよく見かけます。

 

自分なりに、「なんでそうなるのかな?」と思って情報を集めたり周りの人に聞いたりしたことを書いてみたいと思います。

 

結論としては、「紹介者がいいかげん」「契約者も鵜呑みにしすぎ」ということです。

 

香港オフショア保険・投資が詐欺と言われる理由

わたし自身、保険商品ではありませんが恥ずかしながら騙されたことがありますし、自分としては結構大きな額を失ったことがあります。

 

だから、マネーリテラシーの向上の必要性を感じて学び始めました。

 

そうしたところ、「資産というのはこうやって作るのか・・・」ということがわかったと同時に、もっと早くに、できれば20代前半のうちに知りたかった・・・ と、本当に思いました。

 

コミッション目当ての悪徳な業者や紹介者が多い

どこの業界でも多少はあると思いますが、特に保険や不動産を含む投資・資産形成商品を扱う業者は、いかにして自分たちの報酬(コミッション)を上げるかに力点をおいた営業を行なっている業者が多いと感じます。

 

そして、そのような業者はいかにも「お客様のため」だと思わせつつ、いいことしか言いません。

 

いや、ちゃんとリスクも説明しているのですが、「こういうリスクもありますが、言い換えれば・・・」などとリスクから意識をずらすような物言いをします。

 

そのような中、よくわからないのによくわかったような気になって、契約してしまう。

 

そして、後から途中解約や途中引き出し、積立額の途中減額や停止をしてしまう。

または、それをすると想定の利回りが得られないなどと聞き、最初に聞いた話と違う!となる。

 

その結果、「オフショアなんて詐欺だ」「高利回りと言って騙された」「なんか怪しいと思ったんだよね・・・」といった印象や情報が出回ります。

 

業者はコミッションを最大化させるためにあの手この手で、違法にならない程度に盛りますし、メリットは過大にデメリットや想定されるリスクは小さめに話します。

 

でも、会社員で営業をしているなら、多少なりともわかりますよね?

 

例えば、日本の保険でも契約通りに保険料を払わなかったら保証が受けられなかったり、解約すれば払い込んだ額よりも少ない返戻金しかなかったりということは普通にありますが、「香港」「オフショア」だと「やっぱり怪しかった」「詐欺だった」となってしまうのです。

 

とはいえ、コミッション目当ての業者は契約者目線が足りないのは事実です。

 

違法?香港の保険は日本では勧誘・販売が許可されていない

香港を含む海外の保険や投資商品は、日本国内で勧誘や販売が許可されていません。

 

ですので、TVや新聞、雑誌などで正しく情報提供されることはないですし、むしろちょっとアングラ系の雑誌なんかで「秘密の資産形成法」などとして体験者が目に黒線を引かれて語ったりするので、怪しさは増します。

 

ただ、以前、「タックスヘイブンで資産形成している著名な人リスト」が出回ったことがあるように「知らないところでうまいことやっている人」(← こういう言い方するからダメなんですけどね 笑)は多いのがホントのところ。

 

また、保険会社勤務の方々が、持っている知識やネットワークを活かして「他のお客さんには言えないけれど・・・」といいつつ、香港の保険を契約しているのを知っています。

 

実際、日本人が香港の保険を契約することが違法なのかというとそうではなく、多くの人が香港の保険を契約しているのに逮捕された人は誰もいません。

 

香港の保険や投資商品を契約しても全く問題ありません

香港を含む海外・オフショア投資商品を契約したり海外に銀行口座を持つ事は、1996〜2001年度あたりに行われた金融制度改革(金融ビックバン)により、何も問題がなくなりました。

 

但し、海外の生命保険に加入するには内閣総理大臣の許可が必要とされていますが、過去、許可を求めた人が「自己責任でご自由に」と言われたとの話を聞きますし、実際、誰も許可を取らずに加入しています。

 

日本で勧誘や販売が許可されていない商品に加入したいときは、自分で現地に行く、またはコンタクトを取るなどして正規の業者(香港の場合は香港政府が認め登録しているIFA)を通じて契約しなくてはなりません。

 

でも、情報がないですよね?

 

だからインターネットを通じて情報収集しますが、その過程で「資産形成セミナー」などを検索で見つけてそこに参加し、結果的にその主催者(主催業者)がコミッション目当てだったら、とても残念なことになってしまうかもしれません。

 

香港の保険でリスクを避ける こんな説明をされたら要注意!

せっかく将来のこと、家族や子供のことを思って老後の資産形成をしようと参加したセミナーや勉強会の主催者があなたのことを「エサ」としか思っていなかったらとても悲しいです。

 

セミナーや勉強会で次のような文言が出てきたらちょっと警戒してください。

 

コミッション目的のセミナーでよく使われる表現

20年以上の積立を行わないといけない
→ 実際は一括払いや、2年間の積立等、もっと短い期間を選ぶことが可能です

毎月5万円は積み立てないといけない

→ 実際は200ドルや250ドルほどから積立ができるものがほとんどです

もし途中で払い込みが厳しくなったら減額すれば良いから、最初は大きい金額のほうが良い

→ 減額をしたらボーナスや元本確保が無くなったり、最悪マイナスになります

最初の2〜3年だけ支払えば中止しても良いので最初はとにかく頑張りましょう!

→ 支払いを中止したらリターンがマイナスとなる可能性もあります

 

これらは、全て無知に漬け込んだ「主催者がコミッションをより多く獲得するためのトーク」です。

自らの利益だけを考える主催者は、「より高い金額」「より長い期間」で契約を結ぼうとするのです。

 

コミッションを得ること自体は何も悪いことではありませんが、セミナー、勉強会へ参加した人目線が全然ないトークです。

 

もちろん、老後の資金は多ければ多いほうが安心ですし、利回りに税金のかからないオフショアでは複利効果も大きくなります。

金額が多くなるとその分だけボーナス(上乗せ金額)もつくので、余剰資金が十分にある場合は大きな金額を契約したほうが契約者にとっても得です。

 

でも

  • 途中で減額する前提
  • 支払えるかギリギリの金額
  • ライフスタイルの変化を考えていない

 

など、身の丈に会わない金額で契約を行うと結果的に減額や払いどめ、途中解約を行うこととなり損をすることになります。

 

 

香港の保険 詐欺は商品自体にはない

香港をはじめオフショアは、金融で成り立っている場所です。

 

オフショア保険は本来は素晴らしい商品であるのにもかかわらず、情報が断片的だったり、日本人の無知に付け込んだ業者が多かったりと「騙される」ハードルがあるのも事実です。

 

日本は消費者保護を建前にした、規制の厳しい国です。

世界では十分認められた会社や商品であっても、参入できないことになっています。

 

最近の年金問題で「自助努力が必要」と言われる中で、個人的には香港の保険を選択肢に入れてもいいのでは・・・? と思っていますが、どのように感じますか?

 

違法なことはしてはいけませんが、自分の人生、資産は自分で守っていく時代です。

世界に認められ、世界中の方々が利用している素晴らしいサービスは取り入れていきたいし、少なくとも視野は広く持っていたいと覆います。

 

そのためには、リテラシーを高める努力が必要です。

 

私自身はオフショア保険を活用して自分や家族を守っていきたいと思っています。

 

そして、同じように考える人に少しでもお役に立てたらいいなと思い、ブログなどを書いています。

何かのお役に立てたら幸いです。

 

-ブログ, 投資・運用

© 2021 香港オフショア保険投資入門ガイド